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【バレンタイン】ルシェヒーラー×桃姫

ない脳みそ振り絞って、うちのルシェヒーラー×桃姫も考えてみました。
ジェリコがなんだか残念です。

※ここから設定※
ジェリコ
マロンの父親からの奨学金を受けてプレロマに留学後、マロンの教育係に就任。
ちょいSな敬語キャラと乙女が好きそうな要素持ちでありつつも、マロンには一切通用していない。
同行が決定してからは、素の性格で接している。
マロンが好きだなんて絶対言うもんかと思っている。ただのツンデレ。

マロン
系図を紐解くとかなり遠くとはいえ、王族に繋がるという血筋の貴族のお嬢様。
基本的にのんびりしていて、ジェリコの言うことは何でも素直に聞く。
ジェリコと離れるの嫌ー!と初めての我儘で行動力発揮。駆け落ち案を提案し、見事に通したツワモノ。
「能無しなんだから、歌でも勉強してきなさい」とマレアイアに送り込まれ、職業:姫になった。

基本的なお話
初めは教師らしくしていたものの、年を経るごとに女性としてマロンを意識するようになり、恩人の娘で貴族とかマジやべぇ!と思ったジェリコは仕事を辞める。
ところが出発した馬車の荷台に間違って乗っちゃったマロンの姿を発見、一体どうしようかと悩んでいるうちに駆け落ちしたことになってしまった。
基本的に二人旅で、マロンに何かあったら困るからと危険任務には赴かない。
というような設定になってます。
他CPに比べて妄想が激しいのは思い入れの差ってやつです……。

拍手



明日は仕事ありませんので。
そう告げた顔を見上げて、いつもどおりニコニコと頷いて返すマロンにジェリコは気付かない程度にほんの少し、目を薄めた。
わかっていた反応だが、あまりに思ったとおりすぎて、自分がショックを受けているのか諦めの境地なのかも判断が付かない。
こんなもんだろうと思う自分もいるし、いくらなんでもと言いたい自分もいる。
そんな彼にとってはおそらく関係ないことになるが、明日はバレンタインである。
口では言ってやらなかったが、バレンタインなのである。
女性客から美容にいい薬草だの、珍しい花だのを採取する依頼が多いジェリコは、世間話の間にバレンタインの話を聞かされたり聞かれたりで、全く忘れるチャンスがなかった。
想い人であるマロンはそういったことに疎く、贈り物とされるチョコレート同様の甘い一日は期待できない。
それでも休みにしてしまったのは、彼の中にもまだ乙女心的な可愛らしいもの……いや、この場合は男心なのだろうが……が残っていたからだろう。

そうして迎えたバレンタインデーであったが、特に何もないまま日が暮れてしまった。
ジェリコは先日古書店で手に入れた歴史書と濃密な時間を過ごしていたし、マロンは部屋を出たり入ったりで落ち着きがない。
一通り読み終えたところでジェリコは席を立ち、サイドテーブルに本を置く。
ベッドでごろんごろん転がっていたマロンはパッと起き上がったが、それを無視してドアまで進むと無言で部屋を出て行った。
しばらくして、部屋に戻る。
留守にしていたのは五分かそこいらだ。手が塞がっていたので、行儀は悪いが足で軽くノックする。
「どなたー?」
扉の向こうからマロンが尋ねてくる。
ハントマン稼業を始めた当初は誰かも確かめずに開けていただけに、この辺は成長が見られる。
厳しく調教した甲斐があったというものだ。
「ジェリコです。開けてください」
何も言わずに出て行ったことなど気にしていないようで、ドアを開けたマロンの表情は嬉しそうだ。
「おかえり、ジェリコ」
頷きで答えて部屋に入り、二人用の円型テーブルに持っていたトレイを置く。
後ろから覗き込んだマロンが歓声を上げた。
「わぁ、ココアね!」
パンと手を合わせて喜ぶマロンにはやはり伝わっていない。
いや、彼自身も伝えたいと思って作ったわけではないのだから、そこまで求めるのは酷というものだ。
「ジェリコは毎年美味しいココア入れてくれるよね」
「たまたまです」
「私、大好き」
所定の位置に座ったマロンが太陽に向かって咲く花のように晴れやかに笑う。
「ジェリコが作ってくれたココア」
ですよね、とため息をついて、ジェリコはカップに口をつける。
マロンに作ったものは人が想像する味と違わぬ甘いココアだが、彼が手にしている分は無糖だ。牛乳の自然な甘みとココアの深みが楽しめる分、砂糖抜きのココアの方を好んでいた。
「でも残念だな、ココアとは合わないや」
ご機嫌で飲んでいたマロンが眉を下げる。
「何がです」
「お菓子にはやっぱりお茶かなーって。まだお茶っ葉残ってたっけ?」
ジェリコにとってはココアもお菓子と変わらない感覚だが、お菓子が大好きなマロンは違うらしい。デザートは別腹、という女特有の発言と根は同じなのだろう。
「あるんじゃないですか」
「どこ?」
時折マロンの無邪気さに無性に腹が立ってくる。
このときも同じ気分に陥り、突き放すような言葉を口にした。
「私に聞けば何でも出てくるなんて思わないで下さい」
「そうだね。ジェリコだってできないことあるよね」
次いでの発言に大人げなくむっとしてしまう。
確かにそのとおりだが、この程度のことくらいはできる。
「……バッグの中にある緑の袋。その中に入ってます」
言われてすぐにベッド脇に置いてあったバッグに飛びつく。
ごそごそと漁り、目当てのものを見つけたらしく、のんびりしたマロンに似合わない速さで立ち上がった。
「ホントだ! すごいねー、ジェリコ」
「そう言われると馬鹿にされてる気分ですよ」
「してないよ?」
「でしょうね。ほら、さっさと淹れてきたらどうです」
「うん、そうする! ジェリコもお茶にしよう?」
「私はいりません」
「ダメだよ、チョコとココア一緒になんて口の中おかしくなっちゃう!」
「え?」
「すぐ戻るねー!」
カチャンと音を立てて、ココアの入ったカップがソーサーに戻る。
目の前ははっきりしているのに霞がかかったような不思議な感覚のまま、さらっと言われた言葉を反芻した。
チョコとココア?
今日はバレンタインで、ジェリコはせめてとココアを用意した。
これは毎年の習慣で、何も言わずにマロンに出していたものだ。
初めは可愛い教え子にご褒美のつもりで。
数年後には年に一度くらいは素直になろうと、バレンタインの贈り物として。
今年も同じ。
違うのは、マロンがチョコレートを用意しているという事実。
「いや、まさか」
意味を説明してほしい。
いや、意味などなくてもいいから、今日それが欲しい。
口に残るココアの苦味が、途端に甘くなってきた。


予定していた話がバレンタインと関係なくなったので、急遽別ネタとなりました。
書いてたやつはまとめ終えたらうp。
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