ギルド結成の小話です。
今度は絵付きで、サクッと終わらせます。
結成まで書いたら、カップリングらしい事がしたい!
二人がくっつくまでとかやってると大変な長編になりそうなので適当に端折っていきます(笑
気持ちを落ち着かせながら、グリオンはギルドオフィスのドアに手を掛けた。
目を閉じ、この先にいるはずの姫の姿を思い浮かべる。
うっすらと『姫っぽい』影がよぎったが、彼の姫ではない……昔大好きだった絵本の姫君だ。
振り切るようにグッと力を込めてドアを引くと、それはあっけないほど軽く開いた。
室内は外で感じたのよりも騒然としている。
ハントマンと思しき人間は20名近いだろうか……大盛況だ。
この中から彼の姫を探すのは苦労がいるように思えた。
予想を超えた人数が集まっているのだ。誰かの姫になっていてもおかしくない。
「モモメノ、どうする? 騎士でも探そっか?」
入って一分で諦めかけたところに、女性の声が届いた。
見回すと青い艶やかな髪の少女が二人、顔を寄せ合っている。
どきりと心臓が高鳴った。
一人は惜しげもなく肌を晒したローグ、もう一人は小さな冠を頭に載せたルシェの少女だ。
グリオンは瞬時に悟る。
あそこにいるのが……いや、いらっしゃるのが剣の誓いを捧げるべき姫に違いない。
グリオン目線で!と思ったら、明らかにやりすぎたw
PR