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ロザリー加入2

二話目です。これで加入話終わり。
次はノワロザ出会い話の予定ですが、まったくあの前後を覚えていないという罠。
プレイ当初はノワロザにハマるなんて思ってもみなかったんだ!
まだ裏ダンクリアしてないし、ノーセーブであそこまで行けるだろうか、もういっそ廉価版買えばいいのかしら。
でも二月に2本、三月に3本(そのうち2本は全く同じゲームの店舗特典狙い)、どこかで金色のコルダ3が買いたい私の懐は超絶寂しいです!

最近は世界樹3が話題みたいですねー。なんだか1がすごく面白くてヤバイと聞いたので、「これ以上ハマってなるものか!」と思った私、結局やったことがございません。
まぁそのうち余裕があるときにでもやりたいものです。今は光の4戦士が終わってないので、そっち優先。

長くなりましたが小話へどうぞ!
今回はカップリング色ほぼなしです。

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世界が回ってる。
それから叩いてる。

真っ暗闇の中、シャルルは唸った。
周りは騒がしい。雑音だらけで、それが彼の脳を揺らし続けている。
「だらしないわね、軽く当たっただけじゃない」
「軽くない……遠心力でぐるーん」
「貴重な頭脳派の頭が悪くなったら、ロザリーが責任とってよ」
「困ったわね。私、夫は選びたいの」
「夫?! まだシャルルは14ですよ?!」
「冗談よ。貴方、いちいち真に受けないほうがいいわ」
「そうそう。あと声おっきいよ。シャルル寝てるんだからさ」
「あ……申し訳ない。つい」
「……シャルル、平気?」
「ちゃんとキュアしたもの。そのうち起きるわよ」
「それにしても、その道の方はやはり違いますね。感服しました」
「あら、ありがとう。貴方も筋は悪くないわよ。いつでもヒーラーに転職できるわ」
「い、いえ……それは、ちょっと」
「貴方、学ばないわね。冗談と本気の区別が付かないと、後々困るわよ? 悪い女に騙されても知らないわ」
「はぁ、善処します」
「グリオンなら騙されても気付かなそうだけどね」
「……無一文になっても信じそう」
「いや、まさか!」
「自分の事って案外わからないものよ。周りの評価は真摯に受け止めたらどうかしら?」
雑音はやみそうにない。
「うるせー!」
思い切り声を上げると一気に起き上がり、そしてすぐに倒れ込んだ。
真っ暗闇の世界、再びである。
「シャルル? 起きたの?」
「大丈夫、アンタ?」
薄く目を開くと、青い髪を揺らす姉妹のような二人がうっすら視界に入る。
最近連れになった二人だとわかると少し安心した。雑音の元も彼女たちだったのなら、少し許せる。少しだけだが。
見たことのある天井は、たぶん宿屋のものだとシャルルは思った。ギルドハウスを持てるほど収入のない彼らは広場近くの安宿を常宿としている。部屋は狭いが不潔ではない。
潔癖症というほどではないが、シャルルは薄汚い部屋が好きではない。他の面々はそれなりに慣れているようだが、不潔な宿では肉体的にも精神的にも衛生上よろしくなく、シャルルの意見が通った形だ。
「これっぽっちも大丈夫じゃねーよ。すっげ頭痛い」
「でも起きてよかった。殴られて気を失ったと聞いて心配したよ」
そう言われても記憶にない。
一生懸命思い出そうとするが、ずきずきと痛む頭はまともに思考回路をつなげてくれなかった。
「しょうがないわね、重ね掛けするわよ」
「あぁ、ありがとうございます。ロザリー」
ふんわりとした熱に包まれ、痛みが和らぐ。
キュアだ、と確信すると同時に赤い髪の少女と目の前に散った星が脳裏に蘇った。
「あぁ! おっもいだした! お前、オレ殴ったろ?!」
「起きるとうるさいわね。ずっと眠っててもいいのよ。貴方、顔は綺麗なんだからそうなさいな」
「はぁ?!」
赤い髪の癒し手は意地悪く笑う。
彼の中のヒーラーのイメージというものはもう少し柔らかなものだったが、女なんてこんなもんだと妙に納得した。シャルルの実家の姉達も凶暴で、たびたび無茶を言われたものだ。
「一応加害者ですもの。お礼は結構よ」
「一応も何も立派な加害者だろうが!」
まだ回復しきっていない体をどうにか半分ほど起こして、突っかかる。
「こら、まだ寝てなって」
が、すぐにベッドに戻された。
めくれた布団を丁寧に掛けなおしたメルクは、母親がするように軽く胸の上を叩く。
おやすみの合図だが、そんな気分ではない。そもそも年など数えるほどしか変わらない相手に子ども扱いされるのは嬉しくなかった。
「出会いはちょっとアレだけどさ、ロザリーの腕はいいよ。モモメノ、見る目あるね。感心した」
「うん……ありがとう」
「どうでしょうか、ロザリー。もしギルドを探しているようなら、僕達のギルドに入りませんか? ちょうどヒーラーを探していたところですし、貴女の腕なら安心です。もちろん、貴女のお気に召さないのであれば無理にとは言いません」
口元まで覆われた布団の下でシャルルは断れと念を送る。
大体、ギルドの一員であるシャルルを出会い頭に昏倒させるような相手を勧誘する神経がわからない。
確かにキュアのおかげで痛みは緩やかに解けていくが、それとこれとは話が別だ。
きっと毎日喧嘩する。売り言葉に買い言葉の応酬が目に浮かぶ。
彼は確かに退屈を嫌っていたが、自分が騒動の中心にいることも好ましく思えない。
「そうね。この子が生意気なのは気に障るけど、貴方たちのギルドに入ってあげても良いわよ」
「誰が生意気だ! いきなり人の頭殴るかフツー」
「だって、いきなり鋭い声で『おい、お前』よ? 私、怖くて」
「嘘付け……」
あの反応の速さに『怖くて』などという可愛らしい間が入り込む隙があっただろうか。
「ロザリー、嬉しい」
ぎゅっとロザリーに抱きつくモモメノの姿を見上げて、やっと諦める気持ちが出てきた。
何せ彼のギルドはこの可愛くも陰気なお姫様を中心に動いているのだから。




ロザリー加入編終わり。
シャルルとロザリーは仲悪いですw お互い言いたいことをすっぱり言っちゃうので。
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